当サイトでもアクセスが多いハゼノキの話題。
今年も敷地内のハゼノキ絶滅に向けた作業を進めています。
今回は伐採したハゼノキから再び現れる新芽の対処について。
ハゼノキ新芽刈り(updated)
以前伐採したハゼノキ、再び株から新芽が現れていました。
ハゼノキはクスノキなどと似て生命力の強い樹種です。
切っても切っても新芽が現れるので粘り強く、
時間をかけて対処しなければなりません。

以前伐採したハゼノキから再び現れた新芽を刈ったところ
前掲のとおり筆者はうるしかぶれになるウルシアレルギーがあるので、
伐採業者の人にすべて任せてハゼノキの新芽を刈ってもらいました。

ハゼノキ新芽を刈ったところ
伐採業者の話だと切り口など株の表面全体に除草剤を原液で塗ると、
株ごと枯れる可能性が高くなるとのことで除草剤の原液を後日塗布しました。
今後しばらく経過観察です。
918-1607-1812-
-3.1ハゼノキ【はぜのき/櫨の木、黄櫨の木】-ウルシ科ウルシ属-落葉高木
- 科:ウルシ科
- 属:ウルシ属
- 樹形:落葉高木
- 樹高:5m~15m
樹皮
- 樹皮の色:灰褐色から暗赤色
- 樹皮の形状:平滑

ハゼノキ【はぜのき,櫨の木,黄櫨の木】の幹
花と実
- 花期:5-6月頃に黄緑色の小さな花を咲かせる
- 果期:秋
- 果実の特徴:直径5-15mmほどの扁平な球形の果実が熟す。果実の表面は光沢があり無毛。
葉の特徴
- 枝葉:奇数羽状複葉
- 葉形:倒卵状楕円形
- 葉身:5~12㎝
- 葉表:光沢があり無毛でスベスベした感触

ハゼノキ【はぜのき,櫨の木,黄櫨の木】の葉

ハゼノキ【はぜのき,櫨の木,黄櫨の木】の葉裏
ハゼノキ【はぜのき/櫨の木、黄櫨の木】の特徴
- 成長が早く、半日陰でもスクスクと伸びていく。
- 放射状に枝葉を広げていく
- 春・夏でも数枚、赤い葉が含まれることがある。
- 漆かぶれになる体質の人は、アレルギー反応に要注意。
- 伐採しても根がある限り、しつこく生えてくる。
ハゼの根は非常に硬く、除去が困難
以前まだ現地が長きに渡り放置されてた頃、庭の踏み石にまたいで生えていたハゼノキがありました。
恐らく鳥が種をもちこんで勝手に生えてきたものだとのことでした。
庭木ではないのでその時伐採したのですが、根元からその後も毎年芽がふいていました。
その度に芽を摘みやっと芽がなくなった頃、ケンさんに根取りをお願いしました。
しかしその根は大変硬く、ハゼの根取り作業だけで数時間を要しました。

ハゼの根取り作業
ハゼノキの対処方法
現地ではハゼノキは有害な雑木(筆者が漆かぶれ体質のため)として、大きくなる前に早めの対処を行っています。
前掲のとおり、芽を摘む程度ではまたすぐに新芽を生やします。
そこで小さいハゼノキであれば、暖かい時期に除草剤で対処しています。
現地では30倍に希釈した『グリホエース』を葉に噴霧します。

ラウンドアップのジェネリック薬品、グリホエース(株式会社ハート製)で枯らしたハゼノキ
すると数週間で写真のように枯れる場合があります。
除草剤を使用すれば何度も切る手間が省けるだけではなく、漆かぶれになるリスクも低減できます。