修理の備忘録。
日立P100FBの検出ローラ(現状)
切り込み量設定装置の検出ローラはゴムが外れて哀れな姿に・・・(写真中央)。
もちろん検出値も狂っています。
左が経年劣化したローラ、右が新品のローラ。
部品交換手順
切込み量設定装置裏のボルトを外す
まずはチップカバーフロントの裏にあるボルトを外します(ソケットサイズ10mm)。
右側はラチェットで外せます。
左側は仕上がり寸法表示があるのでメガネレンチか板ラチェットがベターです。
チップカバーを外す
カバーにある蝶ねじ2つを外します。かんな刃を取り外すときと同じです。
蝶ねじを外せばチップカバーが外れます。
鉋刃手前にある本体ボルトを外す
今度は鉋刃が収容されている空間の手前2か所のボルトを外します。
ここは5mmの六角レンチを使用します。
切込み量設定装置のカバーを外す
切込み量設定装置のカバーを外します。
この際、先に手押しかんなのガイド裏にある調整ボルトをゆるめて外へ移動させます。
移動させるとスムーズに切込み量設定装置のカバーが外れます。
切込み量設定装置内部には本体との接続コードがありますので、
本体を上向きにする程度でOK(コードが短く移動が制限される)。
古いローラを外す
古いローラを外します。まずはローラ脇のワッシャーを外します。
このワッシャー、筆者は専用工具がないのでドライバー2本で外しました。
この際、外した勢いでワッシャーを一つ失くすことに・・・。
新しいローラを取り付ける
古いローラを外したら、グリースを塗って新しいローラをはめます。
そしてワッシャーをはめれば終了。
筆者はワッシャーを一つ失くしたので、とりあえず銅線を代用。
新しい検出ローラを取り付けたら、今度は逆の順に部品を元の通りに取り付けて完了。
交換作業完了
作業が終了したら自動カンナに金具や工具などを残していないか入念に確認。
その後試運転。
無事使えるようになりました。
今回作業に使用した道具
- メガネレンチ 10mm
- ソケット 10mm
- ラチェット(KTC 9.5sq コンパクトショートラチェットハンドル BRC3S)
- 六角レンチ 5mm
- マイナスドライバー
- マグネット(ボールペン型の道具)