前回の“土壁に電線管を貫通”の続編です。
今回は貫通させた壁の杉板側にプールボックスを取り付けます
今回は壁に設置したプールボックスを床下配管とをVE管で接続するお話です。
工事の概要は下記のとおり。
電気工事概要
・プルボックス(PVP-1507T)下部にVE管を取り付け
・床に用意したプールボックス(PVP-2015T)上部にVE管を取り付け
・上記プールボックス間をVE管で接続
道具の準備
今回は『インパクトドライバ+ドリルチャック+ホールソー』の組み合わせ。
穴あけにはいつものマキタDF458DZではなくマキタインパクトドライバTD148を使います。
ドリルガイドはいつもの筆者マストアイテム
神沢鉄工(カンザワ鉄工) ドリルスタンド/インパクトガイドK-801-3。

マキタインパクトドライバTD148+神沢鉄工(カンザワ鉄工)ドリルスタンド(インパクトガイド)K-801-3
プルボックスにVE管用のコネクタホールをあける
プルボックス(未来工業PVP-1507T)の穴あけとホールソー
用意するホールは、
・VE28用コネクタ用ホール(未来工業 2号コネクタ 2K-28T)×2
・VE22用コネクタ用ホール(未来工業 2号コネクタ 2K-22T)×1
ホールソーは
・VE28用コネクタ用ホール→33mm径ホールソー
・VE22用コネクタ用ホール→26mm径ホールソー
プールボックス(PVP-1507T)の外観仕上がりイメージ

プールボックス設計PVP-1507外観仕上がりイメージ

プールボックス設計-PVP-1507外観仕上がりイメージ(未来工業 2号コネクタ 2K-28T/2K-22T仮置き)
プールボックス(PVP1507T)のホール位置

プールボックス設計PVP- 1507-ホール位置

PVP-1507Tへコネクタ用ホールをあけたところ
未来工業プルボックス(PVP-2015T)の穴あけとホルソー
用意するプルボックス天面のホールは、PVP1507Tと同様
・VE28用コネクタ用ホール(未来工業 2号コネクタ 2K-28T)×2
・VE22用コネクタ用ホール(未来工業 2号コネクタ 2K-22T)×1
ホールソーは
・VE28用コネクタ用ホール→33mmホルソー
・VE22用コネクタ用ホール→26mmホルソー
底面のホールはPF28用コネクタホール(FPK-28YK)×3。
ホルソーは33mm径。
プルボックス(PVP-2015T)のホール位置(天面)

プールボックス設計:PVP- 2015天面-ホール位置
プルボックス(PVP-2015T)のホール位置(底面)
本来は頭上のプルボックスから床下の配管へVE管で直接接続したいところなのですが、
この建物は土台部分が延石。しかも延石が内側に10cm近く出ています。

真上から延石を見たところ。
そこでケーブルをクランク状に曲げて通線することに。
このクランク部分をプルボックス(PVP2015T)で隠すように仕上げます。

プルボックスPVP-2015設置イメージ
ご覧のとおり、延石の上にプルボックスが乗っている状態。
この状態でプルボックス底面に印をするとほぼ2/3が延石の上にあることがわかります。

赤いラインより上が延石上にのった部分、赤いラインより下がコネクタを取り付けられる部分。
その結果、コネクタのホール位置は以下のように前面に出るように設計。

プールボックス設計:PVP- 2015底面-ホール位置
無事コネクタが延石に干渉しない、かつ指で回せるだけのマージンを確保できました。
底面のコネクタ取付後-2-830x623.jpg)
プルボックス(PVP-2015T)底面のコネクタ仕上がり
底面のコネクタ取付後-4-830x623.jpg)
延石にぶつからないよう、コネクタを取り付けられました。
プルボックスにコネクタを取り付ける

頭上側プルボックス(PVP-1507T)にコネクタ(2K-28,2K-22)を取り付けたところ
に全てのコネクタを取付後-2-830x623.jpg)
床側プルボックス(PVP-2015T)にコネクタ(2K-28,2K-22)を取り付けたところ
VE管を取り付ける

プールボックスにVE管を取り付け完成
柱に沿ってプールボックスとVE管が真っ直ぐに取り付けられました。
作業時間は3時間。
不慣れゆえに、時間がかかってしまいました。