花の香りが特徴的で、秋の季語にもなっている金木犀。
昔は便所や手洗い用手水鉢の近くに必ず植える木だったそうです。
実際ここでもトイレや手水鉢付近にキンモクセイが植わってます。
- 科:モクセイ科
- 属:モクセイ属
- 樹形:常緑低木
- 樹高:~7m
- 胸高直径:20~30㎝
樹皮
- 樹皮の色:灰白色
- 樹皮の形状:皮目が多く目立つ
花と実
- 花期:9~10月
- 果期と果実の特徴:日本では雄株しかないので結実しません
葉の特徴
- 枝葉:単葉双生
- 葉形:長楕円形
- 葉身:7~13㎝
- 葉幅:3~4.5㎝
- 葉表:濃緑で光沢あり。葉は硬い。若い葉には鋭い鋸あり。
- 葉裏:薄緑
- 葉の特徴:両表面とも無毛

キンモクセイの葉は濃緑で光沢あり。葉は硬い。若い葉には鋭い鋸あり。

キンモクセイの葉は裏が淡緑です

新緑のキンモクセイの葉

キンモクセイの若い葉には鋭い鋸あり。
特徴
- 庭木のひとつですが、かなり大きくなる場合があります。
- 中国から江戸時代に渡来したといわれています。
- 日本では雄株しかないため、実がありません。
- しっかりと剪定してしまうと、翌年は花がつきません。剪定する際には切り過ぎに注意!
- 根は分岐を繰り返しながら放射状に広がります。
- 根が意外と硬く、切断するのに苦労します。
- 長い間広がった根を放置すると、非常に硬くて太い根へと成長してしまいます。