現在生長中のカナメモチ幼木に初夏ごろから幾十にも巻きついたツル。
生長による重みで大切なカナメモチが曲がってしまうほど。
この絡みつき方がアオツヅラフジに似た、厄介なつる性植物カナムグラ。
放置しておくと絡まった木が弱ってしまうため、見つけ次第随時除去します。
科:アサ科
属:カラハナソウ属
葉とツルの特徴
つる:茎には下向きの刺がある
枝葉:対生
葉形:5~6裂葉・鋸歯あり。葉柄にかけて鋭いとげがある
葉表:表面はざらつく(毛があるため)

花の特徴
花期は8〜10月。
雄花は淡緑色で、円錐状の大きな花序にまばらにつく。
実の特徴
雌花の苞が花のあと大きくなり全体が紫褐色を帯びて先がそり返る。
果実はそう果で果皮に包まれる。
カナムグラの対処
除草時期
発見したら早々に対処しないと、
ナンテンをはじめとした低木や幼木くらいならすぐにカナムグラに被われてしまいます。

除草方法
除草剤で処理するより、手で引き抜くのが合理的です。
たいていは木などに絡みついているので、
つる部分を何か所か剪定バサミで切ってから手で除去します。
あまり力まかせにひっぱると、絡みついた木の枝葉を痛める可能性があります。