ある部屋の床板。元々かなりボロボロで、一部穴が開いていました。
最近では腕が通るほど穴が広がっており、看過できない状況に。
そこで床板の交換をすることにしました。
虫に食われてボロボロになった床板
ご覧の通り、虫食いでかなりボロボロ。

ボロボロになった床板、材はおそらく松(マツ)
出来る限りオリジナルを維持したいので、
今回はどうしても床板として機能していない左から2枚を交換することに。
どの床板にも直線も角がない
採寸したものの、残す予定の左端床板以外は角と直線がなく・・・。
そこで周辺の板を丸のこで調整して直線を確保。
床板の厚みが30mm程度。
根太を誤って切り込まないよう、丸のこの刃を切り込み深さを浅めに25mm程度に調整。
残った部分はバールやカッターで除去。
周囲の床板や根太にはあちこちに首のとれた釘が刺さっていたので、
丸のこを走らせるには注意が必要です。

周辺の床板をマルノコで直線に揃える
次に隣り合わせになる既存床板も角と直線を作るために、自動カンナで少々削ります。

新しい床板の隣にある古い床板をプレーナーできれいに加工
結局1cmくらい幅が小さくなるほど削りました。
そこへ造作した新しい床板を全てはめこんで作業完了。

新しい床板(杉板・赤身)をはめたところ
しっかりとおさまりました。
一応乾燥材ではありますが、さらに縮みが発生したら右端の小さな床板は再度交換する予定です。
傷んだ既存床板
こちらが今回交換した既存床板。床材は松(マツ,まつ)かと思います。
裏側はさらに虫食いが進行していました。

ボロボロだった既存床板。裏返すと虫食いはかなり進行していました。
作業概要
作業人数・作業時間
いつも通り1人でDIY、作業時間は約2時間(※)。
※作業前の清掃から、状況確認などの時間含む
道具
- 丸のこ
- 自動かんな
- スライドマルノコ
- バール&金槌
- カッター
- 集塵機(作業前清掃と作業後清掃)
材料
乾燥後1年程度の赤身・節つきの杉板8寸×2m×1寸1分から、
745mmサイズに割った板2枚(幅240mm程度)。
同質材の端材を利用して用意した745mm×102mmの板1枚。
難易度
★★☆☆☆