ステンレスビスは一般的に“錆びに強い”とか“強度がある”といわれています。

ステンレスだから錆びないというわけではなく、実はステンレスでも錆びるものがあります。

またステンレスでも一般的なビスより扱いによっては強度的に劣る場合もあります。

1.オーステナイト系(SUS304,SUS305,SUS-XM7)

オーステナイト系ステンレスビスのメリット

オーステナイト系ステンレスは高耐食性・耐薬品性・強靭性に優れています。

現場で使用するビスに必要なのは高耐久性(耐腐食性)と強度。

まさにその両方を兼ね備えているといえます。

オーステナイト系ステンレスは、様々な場面で使われています。

話によると原子力発電で使われる冷却水のパイプもオーステナイト系ステンレスだとか。

オーステナイト系ステンレスはニッケルが混ざっているため、若干薄金色がかっています。

SUS-XM7のステンレスビス

SUS-XM7のステンレスビス

オーステナイト系ステンレスビスのデメリット

防錆優先のため、硬さは他のステンレスより少々劣ります(炭素が0.08%以下に抑えてあるため)。

下穴を用意せず、いきなりインパクトドライバを使用するとカンタンに折れることも・・・。

オーステナイト系ステンレスビスを打つ時は、必ず下穴を用意しなければなりません。

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無理な打ち込みで折れたステンレスビス

オーステナイト系のステンレスビスに関する詳しいポストはコチラ

2.マルテンサイト系ステンレス(SUS410)

SUSー410

マルテンサイト系ステンレスの代表、SUS410。

硬化性が優れているのが、耐食性が他の鋼種に比べて劣ります。

SUS304より硬くいためインパクトドライバーにも対応しており、SUS304よりも安価なのがメリット。

3.フェライト系ステンレス(SUS430)

SUSー430

(Cr系-18Cr)

SUS410より成形加工性および耐食性が優れており、溶接性も比較的良好

厨房用品、建築内装、自動車部品、電気部品など、主に薄板および線の形で使用されます。

また熱の大きな変化に対しての繰り返しストレスに強いです。

そのため、熱交換器・温水漕・厨房機器・建築金物等でよく使われます。

 

 

※冷間加工(cold forming)

常温で金属に曲げ、切断、圧延、鍛造などの加工を施すこと。

熱を加えて金属を軟化させて加工する熱間や温間加工と対比して使われる。

 

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