前回のお話、『PF管用コネクタを並列させる際の最適な間隔(備忘録)』
の続きです。今回はコネクタをキャビネットへ取り付ける作業。
1.19個のコネクタを限られたスペースに取り付ける(レイアウト)
最適なコネクタ間隔をもとに今回キャビネットへ取り付けるコネクタをレイアウトします。
今回のキャビネットは、日東工業S20-75-1_K。
コネクタは全てキャビネット底に取り付ける予定です。
キャビネット本体底のサイズは横700mm×縦200mmですが、
実際には扉部分があるので底は横700mm×縦170mm。
そこへ
- PF管28用コネクタ・・・8個
- PF管22用コネクタ・・・7個
- PF管16用コネクタ・・・3個
- PF管54用コネクタ・・・1個
の合計19個ものコネクタを最適な間隔で取り付けなければなりません。
その結果PF54以外は全て2列にコネクタをレイアウトすることにしました。
2.レイアウトと作業性を確認
レイアウトが決まりましたがキャビネットに穴を開ける前に、
机上の空論にならぬよう実際のキャビネットの底を想定したモデルを用意しました。

キャビネットの底と全く同じサイズの杉板にコネクタを取り付けたところ
そしてすべてのコネクタへ手が届くかを確認。
PF16・PF22コネクタ用ホールサイズ
PF16・PF22用のコネクタはホールサイズが26mmか27mm。
ホールソーサイズが27mmだとスッポリとコネクタが取り付けられます。
逆にホールソーサイズが26mmだとコネクタのねじ込みがタイトになります。
PF28用コネクタ用ホールサイズ
PF28用のコネクタはホールソーサイズ32mmでぴったりコネクタが取り付けられます。
PF54用コネクタ用ホールサイズ
PF54用のコネクタはホールソーサイズ60mmでぴったりコネクタが取り付けられます。
コネクタのホールソーサイズについては『コネクタホルソーサイズ早見表』をご覧ください。
3.キャビネットの準備
ここまで事前準備はしたのですが、キャビネットへの穴あけは未経験。
失敗すると取り返しがつかないので今回は電気屋さんに依頼することに。
電気屋さんに穴あけ部分にマークしておくようにとのことで、事前に鉛筆にてマークをしました。
4.キャビネット加工

まずは6mmビットドリルで下穴をあける

19mmのホールソーで下穴を完成させる

下穴に合せてパンチャーでコネクタ穴をあける

コネクタ用のホールが完成

パンチャーで穴をあけた際に出たキャビネットのくり抜き部分
5.コネクタの取り付け
パンチャーのホールは規格サイズらしく、コネクタがぴったりとはまりました。

完成したキャビネットにコネクタをとりつけたところ