クスノキ(くすのき/樟/楠)の更新です。
秋までには枝打ち・剪定しておきたい樹種のひとつ、
クスノキ(くすのき/樟/楠)の作業レポートを更新しました。
秋のクスノキ枝打ち(updated)
今季は時間の都合上、大木のクスノキ(樹高20~25m)を4本枝打ち中。
本当は小ぶりまたは元切りしたいところですが時間の都合上厳しいので、
今季はとりあえず枝葉を落としています。
クスノキの実
まだ青い実が多かったのですが、一部の樹冠頂部にではすでに黒く熟していました。

クスノキ結実(11月)ーこの写真は未熟
クスノキの冬芽(11月撮影)
すでに至るところに冬芽がありました。
クスノキの冬芽は長卵形で先は尖り、赤褐色で多数の芽鱗に包まれています。
樹冠頂部にある枝だったためか、すでに熟した実もたくさんついていました。

クスノキの冬芽(11月撮影)
クスノキの枝打ち・剪定・伐採のポイント・注意点
・クスノキは枝が太くなりやすく、葉も密集しているため全体的に重い
・クスノキはかなり強い木なので、勢いを抑えたい場合は丸坊主にしてもOK。
・2月頃には水を吸い上げるので冬に作業する場合は早めがベター
・落葉時期は12月と4月の年2回、実は12月の落葉時期に落下。
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クスノキ【樟/楠】クスノキ科クスノキ属‐常緑高木

クスノキ
- 科:クスノキ科
- 属:クスノキ属
- 樹形:常緑高木
- 樹高:ここでは最大25mくらい
- 胸高直径(幹周り):ここでは最大100cmくらい
樹皮
- 樹皮の色:暗褐色
- 樹皮の形状:縦へ短冊状に裂ける

クスノキの樹皮は暗褐色、縦へ短冊状に裂ける
花
花期
5月~6月
実
果期
10月~12月
果実の特徴
液果で黒紫色の光沢がある球形。12月頃に黒く熟し、落下する。

クスノキの実
葉の特徴
- 枝葉:単葉互生,葉形:卵型または楕円形
- 葉身:6cm~11㎝
- 葉幅:3~6㎝
- 葉表:緑色で光沢あり
- 葉裏:黄緑または灰緑色
- 葉の特徴:両表面とも無毛
- 落葉時期:12月と4月~5月

クスノキの葉(表)

クスノキの葉(裏)