前回一つ目の分電盤を取り付け終え、無事電気屋さんに電気工事を行ってもらいました。

今度は2つ目の建物への分電盤取付の検討です。

今まではこの建物の外に漏電遮断機とブレーカーがセットになったキャビネットから、

1本のVVFケーブルで幾つも分岐して各部屋などへ配電。

しかもVVFケーブルの製造年月を見ると、既に半世紀以上経過したものが多数…。

残置物の整理と清掃

まずは残置物の整理。

いつも作業する際に、必ず行わねばならない『儀式』のようです。

今回は友達のヨシさんが応援にかけつけてくれて、

工事予定のあたりすべての残置物を整理・移動してもらいました。

ちなみに現場の残置物は、全て整理して保管しています(廃棄してよいかわからないため)。

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この残地物は骨董品?不用品?遺品?

半日かけて残地物は整理・移動が完了し、やっと掃除機できれいに塵や埃を除去。

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残地物の移動、並びに清掃作業が終了

 

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床がすっかりと現れ、床はもちろん周辺の構造材の現状チェックも行えます。

分電盤設置場所

建物の東西だけでも約30mもあり、部屋も10くらいあります。

そこで建物の中央付近に分電盤を新規設置します。

電線レイアウト

現状のケーブルレイアウト

屋外は屋側(おくそく)配線が主でVVFケーブルは漆喰壁や桁などステープル留め。

屋内では照明は屋根裏経由で配線、コンセントも屋根裏から柱に沿って配線。

VVFケーブルは柱はもちろん、梁や桁などの構造材にもステープル留めされています。

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屋内の桁にステープルで打ち込まれたVVFケーブル

リデモル後のイメージ

ポイントは安全面と美観を両立できるようなイメージ。具体的には

  1. 安全な配電を行うため古いケーブルや接続金具類は刷新
  2. 建物の美観を損ねないよう、ケーブルは可能な限り隠蔽配線(屋根裏配線・床下配線)
  3. スイッチやコンセント類はレトロな空間を損ねないように配置(美観>利便性)
  4. 最低限のコンセントを新規設置して利便性向上
  5. 照明スイッチ類はある程度まとめるorセンサー式の照明を積極採用
  6. 将来の配線変更や増設にも対応できるようにする工夫する

配線計画に合わせた電線管設置計画

様々な電気の使用用途などをまとめて、建物図面に配線図を重ねます。

併せて電線管の配管計画も検討します。

  1. 想定される様々な電気の用途
  2. 用途に応じたコンセント・スイッチ類のレイアウト
  3. コンセント・スイッチ類に応じたケーブルの仕様決定とレイアウト
  4. ケーブル類に対する保護管やボックス類の検討
  5. 保護管やボックス類のレイアウト

ステップ1~5をいったりきたり、現場を確認しながら試行錯誤・・・。

このプロセスが最も苦労します。

まさに“仕事は段取り8割、作業2割”といったところでしょうか。

分電盤の仕様

電気の用途

  • 一般の電気製品や照明器具
  • 電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機・電気ケトルなどの家電(消費電力が大きいもの)
  • 工具や集塵機など(建物の修理で使用するもはもちろん、作業所が建物内にもあるため)
  • 電気温水器(4600Wの予定)

分電盤の仕様と製品選定

ちょっと大きいのですが、主幹容量は60Aの18回路にしました。

分電盤本体はパナソニックの住宅分電盤 『コンパクト21』シリーズ。

選定ポイントは

  • 回路数の多い分電盤でも本体がコンパクト
  • 配線の確実な差込を視認できる
  • 電源コードの短絡(ショート)による電気火災を未然に防げる機能がある
  • 避雷針などがモジュール化されており、容易に分電盤本体に収容できる
  • ショールームで実際の製品を確認することができた
  • 本体をキャビネット本体へ簡単に取り付けられる。
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パナソニック住宅分電盤コンパクト21シリーズ

次回は押入天井での作業(その前に急遽増えた仕事編)です。

 

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